酔狂に猛走する、ユーモア本格ミステリの傾き者、推理作家・霞流一の公式サイト、「探偵小説事務所」へようこそ!



■ 3月26日(月)・2018
March 26, 2018 6:15 PM


実は
ワインが苦手なのである。


味とか匂いが問題なのではない

(なので、他人が飲んでいるのを見ても不快じゃないし、むしろ、とても楽しく思うほどである)。


じゃあ、何が理由かといえば
まあ、


ワインのキャラクターみたいなもの、かな。


ワインを飲んだ後、
ビールや日本酒を飲むとすごく不味いのである。
そこんところ。


ワインがいつまでも舌にしがみついて離れない。
他の酒(特にビール、淡麗な日本酒)の味をはねのけて、舌を独占し、譲らない。
何ていうか、「どうぞ」の無さだね。
そんなワインのキャラがどうにも苦手なのである。

 


話がちょいと逸れるけど、
好きなスポーツ(もちろん見るだけ)は、野球、バレーボール、卓球、テニス等。
つまり、
ボールを一方的に抱え込むのでなく、
ピッチングやら、サーブなど、
先ずは相手チームにボールを投げたり、打ってあげたりする、
あの「さあ、どうぞ」というゲーム構造が実に心地よいのである。


一方、
苦手なスポーツ(もちろん見るだけ)は、サッカー、ラグビー、バスケ、アメフト等。
どうしてかと言うと、
相手チームにボールをわたそうとせず、
むしろボールを奪い、抱え込んで離さない、
あの独占欲むきだしの姿勢がダメなのである。


何て言うか、
昔のドラマなどによくあったシーン、
子沢山の一家で、幼い兄弟たちが晩飯のおかずを激しく奪い合っているところ、
・・・粗暴なアニキが脆弱な弟の皿からおかずをガッと取り上げて

自分の茶碗の中に囲うや、背中を丸め、肘を横に突っぱらかしてガードしながら、

略奪したおかずをガツガツかっこむ(よく噛まない)、
その傍らで弟が力なくヒーヒー泣いて痩せた肩を震わせ、

ボロボロのランニングシャツがずり落ちていく・・・・・・周りでは他の兄弟たちもおかずの奪い合いを・・・・・
そんなイメージが浮かんできて、何だか滅入ってしまうのである。

 


そう、
苦手なスポーツのサッカー、バスケ、ラグビー等と


ワインのキャラクターは


オイラにとっては同一線上にあるということなのである。

 


分析すれば、


この苦手意識は
もしかしたら、
激しい生存競争を勝ち抜く
その自信の無さから来ているのかもしれない。


ああ、それは我ながらちょいと情けないぞ、
うーん、そんな弱気の虫を封じるためには・・・


よっしゃ


とりあえず呑むとするか


あ、でも、ワインは御免・・・


何故ならば・・・


って、
冒頭に戻ってるってば

 


ああ、かくして
酔っ払いは同じ話を
くどくど繰り返すのであった・・・・・・

 

 

 

 



 [ このエントリーのトラックバックURL]
http://www.kurenaimon.com/mt/mt-tb.cgi/10828