本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 4月23日(月)・2018
April 23, 2018 9:43 AM
あ、そうそう、先週末、
テアトル新宿で
映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」 を観てきました。
オイラと同郷の
岡山県和気の出身であられる
エクストリームな編集者であり文筆家
末井昭さんの
自伝的な映画です。
何やら刺激的なタイトルは
末井氏のお母さんが隣家の息子と
ダイナマイトで心中したことに拠ります。
で、イントロのキャッチコピーは
「芸術は爆発だったりすることも
あるのだが、
僕の場合、お母さんが爆発だった・・・・・・」
そんな末井氏が
エロ雑誌の革命児として
七十年代、八十年代の東京を暴走していく
唯我「毒」尊なパワー全開の
アドレナリン・グラフィティ!
オイラがコピーライターなら、
「時代にセクハラ!」
って
惹句にしたくなるわん。
全編これ
昭和のエキスがギュッとつまった濃縮チクロのごとき
シビれるエピソードの垂れ流し、
そして、
悪酔いしそうなノスタルジーと漏電的なエネルギーに
オイラ、ハートを打ち砕かれっぱなしで、
映画館を出た後は駅の方向ではなくて、
八十年代にさんざん呑み倒した
新宿三丁目界隈を放浪し、
あの時代を潤み目で幻視したのでありました。
今もなお残っている当時の店を見つけたりして、
らしくもなく胸をキュンとさせながらね・・・
真っ昼間だったので呑みませんでしたが・・・ああ、齢だなあ・・・
・・・そんな自分にちょっと苛立ったりもしました。
映画そのものも良かったのですが
そのチラシもまたなかなか楽しくて、
開くと、
スゴロクになっているのです、ほら
ああ、それにしても
この映画
テレビの地上波では当然ながら
絶対に無理でしょうが、
CSやBSでのオンエアは大丈夫なのでしょうか?
老婆心ながらちょいと心配だったりします
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