ああ、なぜか無性にラーメンが食いたいっ
という
気まぐれな衝動と

あの店、しばらくご無沙汰しているなあ、
という
小心な後ろめたさと

こう暑いとラーメン屋さんも大変だろう、
よし、こういう時こそ、顔を出して激励しなきゃ
という
自意識過剰な義侠心

などに
かき立てられて

この炎天下のハイヌーン、
贔屓のラーメン屋さん（もちろん、日本一美味しい「佐々木製麺所」）に
テクテク徒歩で赴いたのでありました。

で、
猛暑の熱波をかき分け訪れた甲斐あり、
また、その達成感もスパイスとなり、
相変わらずの美味なラーメンにいつも以上に舌鼓を猛打して、
大大大満足！

まっ

それはいいんだけど、

身体がすっかり温まってしまったのと
数十分のうちにさらに気温が上昇していて、

行きよりも
帰りの
はるかに暑いことよ！！！

距離が倍以上に感じられるほど。

汗が目に染みてヒリヒリするし。

路上の陽炎が揺れて、
さっきの丼から立ち上る湯気を幻視してるよう。

いやはや、
自宅に辿り着いた時には
もう
全身が汗みどろのずくずくで

まっしぐらに
シャワーに突撃しまたよ、はい。

もはや、

真夏のラーメンとは

ラーメンという名の

スポーツです

不思議な快感、ああ、くせになりそう