本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 1月28日(月)・2019
January 28, 2019 6:38 PM
用事があって
関西方面に日帰りで赴いた
その帰路、
新大阪から
新幹線「のぞみ」号に乗ったんだけど、
車内販売のワゴンがなかなか来ない。
オイラは買いたいものが無かったからよかったものの、
周囲に聞き耳立てていると
まだかまだか
と待ちわびている人たちも少なからずいる様子。
やはり、
自由席(1、2、3号車)という
もっとも安い車両なので
後回しにされるのかね。
んで、
ようやく
件のワゴンが
この車両にやって来たのは
まもなく新横浜に到着しようとする頃。
お、おい、
終点の東京まで
あと十五分ちょっとくらいしかねえよっ。
それでも、
オイラの後方の
三人掛けの席で
つまみ(じゃがりこ)だけテーブルに置き
じっと、ずっと待っていた
三人の男性客たちは猛然と缶ビールを買い求め、
勢いよくプルトップを開く。
プシュッ!プシュッ!プシュッ!
この「プシュッ!」音に
他人事ながら
何やら狂おしいほどのカタルシスを
感じずにはいられなかったね。
それにしても、
この三人、何に乾杯してたんだろ?
ようやくワゴンが来たことだったりして・・・
そりゃ切なすぎるぜ
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