本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 4月23日(火)・2019
April 23, 2019 10:35 AM
吉祥寺オデオン座で
「グリーンブック」 を観てきたよ。
何せ、監督が
オイラのリスペクトする超大好きな
ファレリー兄弟
の片割れ(兄貴の方)、
ピーター・ファレリーだからね。
差別という重いテーマを扱いながら
ファレリー印とも言うべきブラックギャグを随所に仕掛け、
一歩間違えるとかなり危険なところを
ちゃんとエンタメに着地させる、
まるで綱渡りを完走したようなバランス感覚に胸を打たれましたよ。
正直、観る前は、アカデミー賞なんか取っちゃったから、
ギャグを捨ててんじゃないかと心配がよぎったけど、
いやいや、お見それいたしました、失礼しました。
まあ、オイラの邪推として、
もし、いつものように、
弟のボビー・ファレリーも監督に加わっていたら、
さらに過激で際どくなったかもしれんけど、
その分、オスカーは遠のいたかも、
まあ、それはそれで激しく観たいのだなあ、むしろ。
あと、オマケの感想として、
ケンタッキー・フライド・チキン
久しぶりに(もうかれこれ二十年ぶりになるかな)、
すっごく食べたくなる映画でありました、はい。
てなことで、折角なので、
オイラの崇拝する
ファレリー兄弟監督のフィルモグラフィから
勝手にベスト3を挙げておこう。
「メリーに首ったけ」
「ふたりの男とひとりの女」
「帰ってきたMrダマー バカMAX」
(もちろん「ジム・キャリーはMrダマー」も)
次点「愛しのローズマリー」
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