酔狂に猛走する、ユーモア本格ミステリの傾き者、推理作家・霞流一の公式サイト、「探偵小説事務所」へようこそ!



■ 8月14日(水)・2019
August 14, 2019 6:23 PM


一昨日の続き
みたいになるが、


朝ドラ「なつぞら」で、


西荻窪にあるとされる
なつちゃんの住居の位置を


さらに具体的に推理してみることにした。


先ず、
ドラマをつぶさに見て
新たに気付いたことが二点ある。


 

画面奥の中央辺り、

なつちゃんの家のちょっと向こうに
小さな鳥居が見える。

01908138.JPG

 

ズームしてみよう、ほら

 

01908139.JPG

 

 


また、劇中では

時折、電車の走行音と踏切の音が
わりと大きく聞こえてくる。つまり、中央線の線路が近い。

 


そして、一昨日の段階(8月12日の当欄・参照)で、
西武バスのルートの
通り沿い、あるいは近くに

なつちゃんの家はある、
という結論を得ている。

 


これらを手掛かりとして
フィールドワークよろしく
実際に西荻窪の町内を自分の足と目で検証。


JR中央線に近く、
なおかつ、バス通りに面したエリアを探索すると、
商店街の中に

 

01908131.JPG


おお、まさしく、
条件にぴったりの鳥居があるぞ。

 

01908132.JPG

 


鳥居はむやみに移動させるものではないから、
昔から、そう、なつちゃんのいた時代から、
ずっとここに存在していたと見ていい。

 


また、今は、JR中央線は高架線となっているが、
昭和四十年代はまだ地上にレールが走り、
スーパー西友の西口に面した辺りには
踏切があったはず。


そこは鳥居に近いので、
なつちゃんの家で聞こえたのはその音であろう。

 


加えて、劇中シーンでは
鳥居の近くに郵便ポストが映っているが、
リアルでは
そこまで近くではないものの、

 

01908135.JPG


歩いて二十秒ほどの距離に実際にポストも立っている。

 

 


そして、注目すべきポイント。


それは、

01908133.JPG

このビル(写真中央、白く細長いビル)。


鳥居の目と鼻の先に位置している。


このビルの四階には


「なつぞら」の
オープニングや
作中アニメーションを手掛ける
アニメ制作プロダクション「ササユリ」の
経営ショップ、
「ササユリ・カフェ」があるのだ。

01908134.JPG

 


そう、「なつぞら」製作陣は
所縁あるここをキイステーションに
周囲をサーチし、
なつちゃんの居住する環境を設定したのではないか、
とオイラは推理している。

 


というわけで、


劇中の光景と
なつちゃんの帰宅する方向から想像すれば、
鳥居の向こう側にバス通りがありそうなので、


そのドラマの状況設定を
現実のロケーションにスライドさせると、


どうやら、

 

01908136.JPG


この路地のどこかに

 

01908137.JPG

 

なつちゃんの暮らす家があったようだ。

 


ほら、
耳をすましてごらん。


路地の片隅から
なつちゃんの笑い声が聞こえてくる・・・

 


怪談オチかいっ!

 

 

 

 

 

 

 



 [ このエントリーのトラックバックURL]
http://www.kurenaimon.com/mt/mt-tb.cgi/11131